「すみません、突然ごめんなさい。……あの、スマホの充電器って持ってたりします? 端子タイプCなんですけど」 返事の反応を確かめることもせず、彼女は自分のスマホをカバンから引っ張り出す。フワッと甘い香水の香りが漂った。
「電源切れちゃいそうでヤバくて。ちょっとだけ貸してもらえたりしないですか?」
「あ、で、充電器ってあります?」